Expert 4 Beauties人事エキスパートとの対談2023年1月6日UP

現在、日本一の売上、施術数、患者数を誇るSBCメディカルグループ。
クリニックのこと、業界のこと、SBC未来戦略など、ドクター人事エキスパートの視点から想うこと、感じることを聞いてみました。

SBCメディカルグループロゴ

SBCメディカルグループ 湘南美容クリニック ドクター採用担当 佐々木 容子様 ・  田中 知哉様

“入職したドクターから「幸せになった!」言ってもらうのは本当に嬉しいですね~”
佐々木 容子様

人の為に役に立ちたい!
“「FOR YOU(利他の心)」を持ったドクターが増えています。
やっぱり「三方良し」の理念に共感してくれて
入社してくれるドクターが多いのは嬉しいですね!”
田中 知哉様

◆SBCを語る

2000年に開業され今日まで全国で123院を超えていますが、さらに成長し続ける要因は? 佐々木:
開業して22年になりました。お陰様で毎年患者様の数が増えております。
全体の8割近くがリピーターの方です。
仕組み作りを徹底的しており、高品質医療を低価格でご提供することをモットーにしています。
また年々、優秀な医師のご入社される数も増えているのが要因だと思っています。

イメージ写真

SBC様には全国に1000院計画、医学部創設と、多岐にわたるビジョンがありますが、この先3年、目指すものを教えてください 田中:
そうですね、2025年に200院ですかね。今の約倍になります。

佐々木:
200院になるのがとても楽しみです。患者様からしたら家の近所にあればより通いやすくなりますね。

ゆくゆくはメイヨ―クリニックの日本版を目指す形に? 田中:
まずは、美容で更に圧倒的な日本一になり、その次は保険診療の分野でも日本一を目指します。
そして、総合病院も持ち、医療グループとして、その先に医学部を創設というビジョンがあります。

流れの速い美容医療において、5年前と今では応募・採用するドクターに変化はありますか? 佐々木:
エントリー層がまったく変わりました。
美容医療に対して高い志があり、また我々の企業理念に賛同されている方が多い印象です。

田中:
質は間違いなく上がっていますね。
どちちかというと昔は消去法でした。
保険診療の当直が嫌とか…それで自由診療に…という感じで。
それが今では、むしろ「美容をやりたい!」という方が多くなっています。

大きな変化ですね 佐々木:
はい。条件重視の方からSBCの理念に賛同されている方へ移行した印象です。

田中:
昔は「For Me(利己の心)」持ったドクターが多く、当直嫌だ、医局が嫌だ。
当直もなく楽そうという志望理由が多かったです。
今は「For You(利他の心)」を持ったドクターが増えています。
人のために役にたちたい!
やっぱり理念に共感してくれて、入社を志望してくれるドクターが増えているのは嬉しいですね!

研修体制は美容業界屈指といわれています。スキルはどのように磨いているのでしょうか。(地方院でのスキルアップ度は実際どのような感じでしょうか) 田中:
手前味噌で恐縮ですが美容業界では日本一の研修システムがあります。
研修だけではなく、やはり症例を積むことも大事で、そういう意味では、圧倒的に患者さんが来てくれるクリニックに居ることで、しっかりした研修や基礎のうえに沢山の症例を積む事で「量質転換」していくという過程があります。

日本一!SBC様のストロングポイントをズバリ! 田中:
これだけのスタッフ(社員は6500人以上)がいても理念が浸透しています。
「三方良し」の理念が入社されて間もない方にも行き届いているのが一番ですね。
専門知識と技術を磨き続けられる環境ですし教育システムが確立していることと日本一の症例数が強みでしょうか。

◆人事エキスパートとして

ドクターのマネジメントは大変なこととお察ししていますが、この仕事をやっていてよかったと思う瞬間は? 田中:
各クリニックに行った時、ドクターに感謝されるときですね!
「あの時に出会って採用してもらって良かった!」
「こんなに他人を幸せに出来て、自分も幸せになるなんて最高です!」と。

佐々木:
「幸せになった!」と言ってもらうのは本当に嬉しいです。

これから美容を目指すドクターに! 佐々木:
SBCは大変ありがたいことに多くの患者様が連日お越しになります。
一人でも多くの方に美容医療を通してより幸せになってもらいたいという考えの方には良い環境だと思います。 ゆったりとした診療を望んでいる方には、ミスマッチの環境かもしれないので、どういう働き方をしたいのか、どういう人生を歩んでいきたいのか、を見学会を通して私達とすり合わせをすることをオススメします。

田中:
「For You(利他の心)」と、もうひとつドクターによくお話しさせていただくのはバードアイ(鳥の目)なんです。
自分が今、他人からどのように見られているのか?
客観的・俯瞰的に自分を見られているのか?というのは大事だと思います。
自分の現在の場所をと行きたい場所を明確にしていかないと上手くいかないと思います。
客観的・俯瞰的に自分をみて、自分はこのレベルだからこの部分を頑張ろうと。
勘違いはダメですし。
常に、相手がこう言ったらこう思うかな? とか考えられるドクターはファンが増え続けると思います。

◆美容医療業界を語る

4000億円といわれている美容市場。これからどんなことが予想されますか? 田中:
価格競争がますます激化すると思います。

佐々木:
韓国のように更に美容クリニックが増えると思います。
技術は高いが低価格化ですね。
いずれにしても競争は激しくなると思います。

田中:
海外戦略をどうするのか?
海外に出ていくのか?海外から人を呼ぶのか?ということを考えないと。
ただ、競争が激化する流れは間違いないと思います。

インバウンド(遅れ)や円安の影響も出てくると思いますが… 一部で淘汰も始まるという話も出ていますね? 田中:
何か患者さんに付加価値がないと。
付加価値とは何か?それを求められる時代になりそうですね。
例えば、値段なのか?技術なのか?

SNSと美容は親和性が高いと思いますが、これからも重要度が増す方向でしょうか? 田中:
ますます重要になると思います。
付加価値をSNSでみせることをしていかないと、生き残っていけないかもしれないですね。

かなり苦手なドクター多いと聞きますが… 田中:
保険診療の場合、病院は一部の例外を除いてあまり集客はしない事が多いですし、ドクター個人に至っては集客しているドクターの方がはるかに少ないです。
でも、自由診療では集客しなければいけません。
SBCは患者さんが沢山ご来院いただいておりますが、その裏で相当な集客を努力しています。
その中で先生がより自分がしたいものがあれば、ドクター個人もしっかりとSNSをしてブランディングしていくという事がこれからは必須になるかと思います。

今年のJSAS(日本美容外科学会)でも女性の参加が目を引きましたね! SNSの必須…もうこれも標準装備ですかね? 佐々木:
そうでしたね。
女性の先生のご活躍もめざましいです。
名だたる先生方がいらっしゃる中で、患者様にご自分を認知していただくにはSNSは必須だと考えています。

田中:
ダーウィンの進化論ですかね
変化に適応したものが生き残る…
5年以上も前はアメブロが全盛期でしたから…
今や若い方はTIKTOKですかね?
SBCでもTIKTOKでバズっているドクターもいますから…

佐々木:
慣れると案外楽しいようですね。

率直なご意見ありがとうございました。 敬称略

インタビュー収録日:2022年10月26日(水)

編集後記

2000年に湘南藤沢の地で開業し、20年以上に亘り全国100院規模に成長したSBCメディカルグループ。毎年120%平均の伸長率を示し、日本の美容医療のトップクリニックとして、美容業界を牽引してく。今後も動向に目が離せない。 過日、相川代表が記した「情熱経営」を読んだことがあるが、その当時から今日に至るまで理念の「体幹の強さ」を感じました。 日本の美容医療の裾野が拡大する背景に、SBC戦略が大きく寄与していると言っても過言ではないと思いました。