令和の時代になって、時代の動きを感じます。
今までの常識が通用しないモノ、コトが散見され、それは天候をはじめ、世界情勢、生活習慣、社会情勢などに表れています。
平成の時代は、失われた30年とも20年ともいわれていますが、今を想うとある意味「平和」であったと思います。
最近、クライシスという言葉がとても気になりました。
近しい言葉にリスクがありますが、リスクの対象は想定内、クライシスの対象は想定外と認識しています。
確かに、リスクは日常的にあらゆるところで想定されて、ある程度の対策や準備に時間を稼げますが、クライシスは有事的な要素が高く、決断を短期間で迫られる難しさがある。
また、前例や先例が通用する、しないもリスクとクライシスの大きな違いでもあると思います。
この美容業界では、今クライシスという言葉が喫緊で出ている訳ではありませんが、第4次産業革命の時代に、人口減少が進み、より一層生産性が求められる中、美容医療はどのような生き残りをかけていくのでしょう。
今後、問診などにAIが入り、広告、マーケティングはSNSが主流になり、システムはDXといった波がやってきます。ドクターの「腕」だけでは太刀打ちできない流れもくるかもしれません。低侵襲施術も主流になりますます差別化が難しくなります。
カリスマドクターが出にくい時代になってくるかもしれません。
2040年頃には、令和生まれが社会人になります。
彼らが「ドクター」として出てくるころには、美容医療も大きく変貌していると思います。
と…その前にZ世代のドクターの時代を迎えます。
考え方、生き方、キャリア、価値観など、圧倒されてしまうかもしれません。
生き方ややり方が変われないと、必然的にクライシスになるのでは…そう感じてしまいます。
クライシスは既得権があると衝撃が大きそうですね…
その反面、クライシスがチャンスになる人もいます。