Classic 4 Beauties理事長・総院長との対談2023年3月13日UP

美容皮膚科の標榜が認可されたのが2008年。
それから5年遡ること2003年に開業し、2023年に20周年を迎えるフェミークリニック。
美容皮膚の黎明期から成長を遂げ、
現在は東京4院・大阪2院で展開している中堅の美容皮膚科クリニックに。
美容皮膚科の老舗であり、安定感あるフェミークリニック。
美容のパイオニアとして、過去・現在・未来に想うこと感じることを
北山総院長に聞いてみました!

北山 英美子 総院長

フェミークリニック 北山 英美子 総院長

“美容皮膚科は自己肯定感を上げる場所だと思っています。
自己肯定感が高くなると笑顔が増えますよね“

◆開業から今日までを振り返り

2003年開設以来20年を迎えますが、支持され続けている秘訣とは? そうですね。
スタッフ全員が一丸となって、その患者さんに真摯に向き合う。
例えば、脱毛で来た患者さんに脱毛施術だけで終わりではなく、その方の希望や肌状態を、その方にあった診療をしていく。
それを全員ができるようにしましょう!というのがひとつ。
あと、知識の共有ですね。学会、研修会などで得た知識をドクターだけでなく、スタッフにもしっかり伝えて、安心して通って頂く環境を作ること。
マジメにやってきた…というのが一番の理由かな?と思っています。

そもそも総院長が開業したきっかけは? 元々の専門は形成外科でした。
形成外科は患者さんのQOLを上げることも大事なのですが、その中で、皮膚の悩みもあって、保険診療の中では悩み解消は限定的でした。
その中で、脱毛、ケミカルピーリングが入ってきて、大学病院での許可のもと自費診療をしていたんですが、やはりここでも限界がありました。
その時、開業する機会に巡り合って、フェミークリニックのスタートを切りました。

その当時は、美容の追い風はまだ吹いていない時代ですよね? はい。
当時は、今のような臨床研修医制度がなく、非常勤でお仕事ができたんです。
そこで脱毛クリニックに働いたんですが、いろいろな業者の方と話す機会が増えて、美容の奥深さを感じました。
その当時は、どんどん新しい施術も出てきて「それがとても楽しいな!」と想うようになりました。

20年前…どんな時代でしたか? 開業した当時は「美容皮膚科」という言葉はなかったですね。
美容外科しかなかったです。
来る方も限られていて、医療脱毛が一部の人に知られていましたけど、今のような検索手段はなく、まさに口コミでしたね。
また、「医師のやる仕事じゃないよね!」って言われたこともあり…そんな時代でしたね。

◆クリニックのあり方について

これからのクリニック様の目指すものは? ここ5年くらいで、脱毛とシミ、ニキビと比率が同じ位になっていています。 これからは、皮膚の治療に特化しています。 これまでは、美容皮膚科の敷居を下げる動きでした。 「美容皮膚科って何だろう?」「美容皮膚科って怪しいな…」から、誰でも通えるようになり、今ではその想いも願いも叶ってきています。 今度は長く通って頂ける「美容のかかりつけ医」の位置付けになりたいと思っています。 お母さんも来て、娘さんも来て…アットホームな雰囲気で「このドクターに相談すれば!」そういった感じになれたら素敵だな、と思います。

肌治療に比重を置く形ですね? はい、そうですね。ニキビ、しみ、しわをメインに。
その次に毛穴…これが結構増えてきています。
女性のAGA(薄毛)は行わないですね。
年齢層によると思うんですけど、東京4院でも年齢層がバラバラなので、今のところは考えていないですね。

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開業以来、10年以上運営しているクリニックの特長として、「リピーターの多さ」が挙げられますね! はい、お蔭様で、脱毛のあとニキビ治療も…といった感じで、リピーターが増えていますね。
また、そのお友達、親戚、ご兄弟、親子…そんな感じで、ご縁も増えています。

入職するドクターの傾向や感じたことはありますか? ひと昔前、他科から転科するドクターは「ちょっとかじってみようかな?」「開業する時にできたらいいな!」という理由が多かった印象ですが、ここ最近は「今後、美容で身を固めてやっていきたいです!」という若い先生も増えています。
年齢層ですが、3年くらい前は40代(後半)のドクターが多かったのですが、今は30、40代(前半)が中心です。
大手美容クリニックさんに多い3年目のドクターは、クリニックの性質上お断りしています。

フェミークリニック様の研修体制には特長があります。
それは美容皮膚科である程度、時間をとって研修しているクリニックが少ない現状があります。
基本的には、他の美容クリニックで経験のあるドクターには、今まで行ってきていない施術の説明と手技は私(北山総院長)から、または(各)院長から教えていきます。
やってきた治療は、当院ではこのような考えで行っている…とHPをしっかり読んで頂いたうえで、当院のやり方に順じてと、お願いをしています。
経験値のないドクターはHPをよく読むことから始まります。
いきなりドクターからの説明ではなく、患者さんに接しているカウンセラーからの内容をまず聞いてもらい、美容皮膚科はどういうものを、どんな感じで説明しているのか?を理解して頂いて、そのうえでドクターが伝えるもの…手技について一人で話せて、安全にできるような流れにしています。
基本、合格が出ないと予約を入れない仕組みにしています。
先生方によっては得意不得意ありますが、まずは、レーザー系治療から入り、注入系治療は後になりますね。

研修の目安(時間)はどのくらいでしょうか? あくまでも目安ですが、50時間くらいは必要かと思います。
ただ、その中で全部網羅は難しいと思います。
始めて転科するドクターは、やる気がとても大切で、やりたい気持ちが強いので事前に本を読んで来たり、情報を集めてきます。
あとは手技だけ、というのが勧めていくうえで理想的ですね。
皮膚科、形成外科出身のドクターは、もう少し研修期間が短いかもしれないですね。

◆美容皮膚科医として

やっていてよかったと思う瞬間 コンプレックスがなくなって、明るくなったとき、変わった時ですかね?
脱毛は本当に結果がわかりやすいです。
パンツ姿からスカートになってファッションが変わったりとか…
ニキビを治療では、髪の毛で顔を隠していたけど、髪型も変わったりとか…
直接言われませんけど、そういうのも見て、楽しそうになって良かったなあ!と。

印象に残った患者さんは? 開院して始めのころの患者さんはインパクトがありますね!
重複しますけど、服装が変わっていった方。
脱毛でしたね。毛深くて肌が出せない…
脱毛してから、ファッションもそうだし、キレイになることに探求心が出てきて、いきいきとして。
その方はよく覚えていますね。20代前半の方でしたね!

まさに魔法のスイッチですね! はい!そうです(笑)

将来の夢は? とりあえず、娘が2人いるので、まで…それまでは働きますね!(笑)

大切にしている言葉 「笑う門には福来る!」ですね!
笑顔だったらいいことがある。
美容皮膚科は自己肯定感を上げる場所だと思っています。
自己肯定感が高くなると笑顔が増えますよね。
そして、楽しく過ごせますよね!
女性は特に大切かもしれませんね!
お若い男性患者さんも増えています。男性はハマると熱心ですね~!

◆これからの美容業界は

これからの美容はどんな感じになると想いますか? 中身のないクリニックはなくなっていって、知識、安全性、堅実さのあるクリニックが伸びていくんじゃないかな、と思っています。
今までは価格とかで選ばれたこともあったのですが、ここ最近は機械ですごく新しいものは出てきてなくて…
では、何で差を出すか?
とすると、経験、知識、治療の組み合わせというところですかね?
しっかり提供できるクリニックが今度は選ばれるのがいいな、と。

また、インフルエンサーとかに広告をかけるクリニックも増えています
SNSに振り回される時代も、そのうち飽きちゃうかな?と思います。
ただ、美容に対する敷居は下がっていますね。

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男性の美容市場は? 女性に比べて美容へのリテラシーが低いと言われていますが。 男性市場は伸びていますね!
男性専門のクリニックは、男性の患者さんにとって通院しやすいかもしれないですね!
これから発展していく分野だと思います。

美容「内科」について、どうお感じになっていますか? 来る!来る!といって来ないですね(笑)
やはり、単価の問題や効果ですかね?
劇的な効果が見にくく「1年の治療で全然違う!」みたいなことがないので。
爆発的に流行るのはないかな?と思いますね。
一次、話題になったGLP-1とかは?
当院では扱ってないですね。
流行っているから導入、という考えばかりではないです。

開業が増えている実情について 正直怖いな!と思っています。
今後は、増えることで価格競争も起きそうですね。

SNSはいかがですか? 嫌いではないですよ(笑)
ただ、正しい情報を発信できていない方も結構いらしゃいますけど、そのような中でも正しいことをしっかり発信できればと思っています。
今、出演しているYouTubeは、もう160話くらいまで行きましたよ(笑)
だいぶ慣れました(笑)

これから美容(皮膚科)を目指す先生方へ 保険診療から転科したドクターは、最初、患者さんとの距離感が難しいかな?と思います。
話を聞くことが好きな先生には、とても合っていると思います。
自分が美容に興味があって、「それが良くなるよ、いいことがあるよ」と心から伝えられるようになると、とてもやりがいのある科だと思います。
聞くのも嫌い、話すも嫌い、柔らかい口調でお話することが苦手な先生は不向きかもしれないですね。
美容の医療は、コミュニケーション能力が一番かと思います。

総院長にとって美容とは? MyLifeですか? ホントそうですね!
趣味に近い感じです。 趣味も美容関係ですし…
美容の施術を受けるものも好きですね~、美容を取ったらなにも残らないじゃないですかね(笑)
20年来ですから!(笑)

ありがとうございました。

インタビュー収録日:2022年11月21日(月)

編集後記

過去に勤務した先生方から「働きやすいクリニックでしたよ~」と感想を何度か聞いたこともありました。一度、どんなクリニックなのか総院長に聞いてみたかったのが、今回叶うことができました。美容がMyLifeと仰るように、公私ともに美容の環境の中にいるため、言葉には強いメッセージ性を感じました。20年のキャリア、美容業界でもそうそういない存在です。また25周年にお話を聞いてみたいと思い、取材の楽しみがまたひとつ増えました。

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プロフィール

フェミークリニック 北山 英美子 総院長

東邦大学医学部を卒業後、東邦大学形成外科に入局する。渋谷フェミークリニック開院後、現在ではフェミークリニック全6院の総院長を務める。まだ「美容皮膚科」の名称が浸透していない黎明期に開院を果たし、今日の美容皮膚科の先駆者でもある。