Career 4 Beautiesキャリアドクターとの対談2022年11月18日UP

予約から施術まで、お一人で行う新しい形のクリニックを開業した田澤しおり先生。
すべてドクター施術による丁寧で安心な美容医療を提供中!
仕事と子育てを両立するママさんドクターのしおり先生に、美容皮膚科医を目指してから開業に至るまでのお話を聞いてみました。

田澤 しおり 先生

STスキンクリニック青山 田澤 しおり 先生

「開業してからは、より積極的に情報を得たり勉強しに行かないと知識が止まってしまうと感じます。今の方が大変ですが美容が本当に好きなので、毎日がとても充実しています!」

まず、美容医療に進むきっかけは? 私自身、中学生の頃にひどいニキビで悩む時期がありました。友人のお父様が皮膚科医で、当時では珍しく美容皮膚科も標榜しているクリニックの先生でした。診察していただい たところ、処方薬に加えピーリング石鹸を勧めてくださり、それでニキビが治ったんです!
ニキビはエステに行ったり、ドラッグストアの薬で治すものだとばかり思っていたので、 皮膚科の処方薬で治るんだなと感動しました。
その出来事をきっかけに、自分もニキビ治療をはじめとする美容皮膚科医を目指したいと思うようになりました。

まさに運命的な出会いですね? はい(笑)
自身の辛い経験やこの出会いがなければ、美容皮膚科医を目指すことはなかったかもしれません。

美容の道に進む! 迷いはなかったのですね? 全く迷いはありませんでした!初期研修医時代から美容皮膚科を強く意識していました。 ただ、実際は少し苦労しました(笑)
美容皮膚科医といえば、当時は形成外科医やベテランドクターのセカンドキャリアという印象でした。若い医師が美容皮膚科を選択する場合、どのようにキャリアを積めば良いか全然わからなかったですね。世間の美容に対する懐疑的な見方、偏見も今より強い時代でした。

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当時の大変さは想像できます。 その後、キャリアはどのように積みましたか? 初期研修修了後から脱毛中心の美容皮膚科に勤務し、キャリアがスタートしました。そこで徐々に施術の幅を広げていきました。
初めは自費診療と保険診療の違いに戸惑いました。特に患者さんへの接し方や治療を選択する際の優先順位など、同じ医療でも異なることばかりで違う業種の仕事をしているようでした。
その後、一般皮膚科の保険診療も行っているクリニックで院長として勤務しました。一般的な皮膚診療の経験を積むことができたことは大きかったです。
7年間美容皮膚科を中心に診療を行い、開業しました。

好きな美容の世界に飛び込んで「やりがい」を感じる時はどんな時ですか? 美容医療を受けて前向きな気持ちになったり、施術を受けることが癒しになっている患者さんをみると「美容皮膚科医になって良かったな」と思います。
また、患者さんから「先生のおかげで外出するのが楽しくなった!」「写真に写る自分が好きになってきた」と言われた時はとてもうれしかったです!

得意としているものは? ボトックス治療、HIFU(たるみ治療)です。

今回、ご開業・ご出産と大きな経験を経ましたが、今までと変わったことは? 勤務医時代は受け身でも仕事は成立しましたが、開業してからは、より積極的に情報を得たり勉強しに行かないと知識が止まってしまうと感じます。今の方が大変ですが美容が本当に好きなので、毎日がとても充実しています。子供も生まれたばかりなので、これからは子育てとの両立も頑張りたいです。

プライベートとのバランスは? 開業してからは常に仕事のことを考えるようになりました。頭の中はほぼ仕事のことか家族のことです。休む時はちゃんと休むようにしなくては、と思っています。

美容への思いは? 美容医療が身近な存在になり、いろいろな人が美容皮膚科を受診できるようになったのはとても喜ばしいことです。ただ、美容医療を安易なものと考えているのではないかというクリニックも増えてきているように感じます。自費診療の特殊性はありますが美容医療はあくまでも医療なので、診療体制や内容を大切にしたいと強く感じています。

まさに使命感ですね! はい!

今回、ミニマムの開業ですが、どのような理由で決めたんですか? 患者さんの診察時間をしっかりと確保したかったことに加え、診察と治療を一貫して行いたいと思ったからです。
また、都心には美容クリニックが多いので、良い人材を確保し続ける自信がありませんでした。クリニックを大きくすることは後からでもできるだろうと思ったので、一人でミニマム開業することに関しては迷いはありませんでした。

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開業を決意してから開院にいたるまでどのくらいでした? 開業を考えてからは早かったです。理想のクリニック像を言葉にして、やろう!と決めてから3か月くらいで開業しました。コンサルさんの仕事がとても早く、感謝しています。

ミニマム…新しい流れですね!来そうですね! 関心のある先生も多いのでは?と思います。 はい、そう思います!

将来の展望があれば、お聞かせください。 自分のクリニックをもっと多くの人に知ってもらえるように知識と技術を磨くことはもちろん、かかりつけ患者さんの美容を末永くサポートしたいなと思っています。
また、このミニマム開業というスタイルに共感していただいたドクターの応援をしたいなと思っています。

これからの美容クリニックはどんな風になると感じていますか。 大手の美容クリニックと専門分野に特化した小さなクリニックの二極化になるかなと思います。
たとえば注入専門クリニックやしみ・レーザー専門クリニックなどでしょうか。
患者さんもクリニックを使い分けるようになると思います。

大切にしている言葉は? 向上心です!
常に現状に満足せず、上を向いていたいと思います。

趣味は? ここ最近はフリマアプリにはまってます。
子供の服を買っています(笑)今までフリマアプリを使ったことはなかったのですが、宝探しのようで面白いですね!!これからもうまく活用したいです。

好きな美容医療の世界、先生はどう捉えていますか? 学生時代から、美容クリニックへ通院することが美容院へ行くような感覚になればいいな!なんて思っていました。まだ一部では美容医療は怖いものと考えている方もいるようですが、美容医療が身近な存在になり、いろいろな人が美容皮膚科を受診できるようになったのはとても喜ばしいことです。SNSでは美容クリニックに通っていることをオープンにしている若い方も増えてきたので、イメージは変わってきていると思います。

以前に比べ、患者さんの意識も変わってきているのですね? はい、そう思います。
当院でも、初めて美容医療を受けるという患者さんが多く来院されます。

SNSを苦手に想う先生も多いと思いますが、田澤先生はどのような位置付けですか? 数年前の集客は雑誌やHPが主流でしたが、最近はSNSが集客のメインツールになってきているのではないでしょうか。 私もSNSは決して得意な方ではないですが、私のクリニックは9割がインスタグラム経由の患者さんなので、SNSでの情報発信というのはとても大事だと考えています。
友人や通院している患者さんがメンションしてくれたり、企業が取材を通じて作ってくれた記事ををみて来院してくれる方が多いです。
また、私がどんな人でどんな考えで治療をしているかを知ってもらうため、インスタライブや質問箱を設けて回答するようにしています。

メインのSNSは? インスタグラムを使っています。投稿が目に触れやすくなるインスタ独自のルールがあるようで、まだまだ勉強中です。
ここ最近は少し変わってきていて、TikTokも来てますね。「バズり」を狙った投稿が一発当たると、すごい勢いで認知されるようです。 それぞれのツールでターゲット層等も異なり、自分のクリニックに合ったツールで発信していきたいです。

SNSのスキルは不可欠ですね? はい。SNSが集客のメインツールになってきているので、インスタグラムでもYouTubeでも、発信力をつけることはこれからの美容医療に携わる人たちの必要なス キルになると思います。この作業を抵抗なくできるドクターが羨ましいです!

ここ数年でSNSは、美容のあり方を変えてきていますね! はい。クリニックを知ってもらったり、人との繋がりも広がる便利なツールであることは間違いないです。
しかし、情報も溢れかえっているので、治療に対して間違った認識をされている患者さんも多くいるように感じます。
SNSでは確かな良い情報よりも、断片的で響きの良い言葉が注目されやすいです。本当はとても良い治療なのに、お勧めできない治療と認識されていたり、逆に実際の効 果以上に結果を期待できるような認識をされている治療もあったりします。
情報の伝え方には注意が必要だと感じています。

なるほど~! 「バエる」「バズる」「炎上」などを狙い過ぎず、自然体でいることが理想です。
美容施術は魔法ではないので、適応のある方に正しく施術してこそ結果が伴うと考えて います。

これからのドクターへのアドバイスを! 美容医療が心から好きで7年間診療を行ってきました。自分の理想の美容医療を求めて開業に至り充実した日々を送っています。 まだまだ勉強中の身ですのでアドバイスできる立場ではありませんが、確かな知識と技術を習得し、患者さんと信頼関係を築いて治療を行うことが大切だと改めて感じています。
良い美容医療を提供できるように頑張りましょう!

どうもありがとうございました。

インタビュー収録日:2022年9月16日(金)

編集後記

従来の、美容皮膚科クリニックというと豪華さや瀟洒なイメージを受けます。今回、ミニマム開業したSTスキンクリニック青山を訪問しましたが、スマートな色調に加え、所々に品の良さを感じました。この取材を通じて、開業スタイルが今後拡がる手応えと、働き方がロールモデルになると思いました。

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プロフィール

STスキンクリニック青山 田澤 しおり先生

2014年から美容医療の世界に入り美容皮膚科、皮膚科の診療に携わる。7年のキャリアを経て、2021年外苑前にSTスキンクリニック青山を開設。開業・運営に関わるコストを抑え、施術も自身で行う「ミニマム開業」を果たす。安心・安全な美容サービスには定評がある。

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