念願の美容皮膚科に転科を果たし、
現在フェミークリニック銀座院院長として活躍されていらっしゃる安田 あゆみ先生。
日々、やりがいや喜びに感謝しながら、より良い美容医療の提供に努めています。
本日は、安田先生に美容に対する想うこと感じることを語って頂きました。
フェミークリニック 安田 あゆみ先生
“保険診療では最善の治療を提供しますが、
美容は最善の治療提供プラスご本人がやりたい治療を提供する。
今は、ご本人の満足度を満たしてあげる治療に努めています。“
美容に「転科」しようとしたきっかけは？
私は、皮膚科が専門なのですが、元々美容皮膚科にも興味があったんです。
それで皮膚科を専攻した経緯もありますが、それと…小児科にも興味があったんです。
小児科は叔母が小児科医で、充実していた生活を間近で見ていたので、それもあって小児科も検討したんです。
ただ、小児科の研修時に皮膚科もいいな！と。皮膚科は自分のことを診れる、生活にもいいですし。
研修先の小児科病棟では、皮膚科も診るんです。
そこは、とても雰囲気も良く、女性医師も10人程いて、楽しそうでイキイキしていた。当時、皮膚科の部長から、ニキビの治療は美容の知識も必要になる、美容のことを教えてくれるなどして考えが傾きました。
また、皮膚科は2、3年後にと…潜在的に思っていたました。
コロナの時期もあって人の生死を身近に感じ、本当にやりたいことを追求しよう！
「そろそろ美容もやりたい！」
と強く思うようになりました。
ただ、（臨床の）環境がイヤではなく、人にも、職場環境には恵まれていた分、とても悩みました。
安田先生はドクター家系と伺っていますが、美容に反対はされませんでしたか？ もちろん、親には反対されました（笑）
ただ、美容は施術をすると、ゼロがプラスになって、また患者さんが会いに来てくれる。 本当に楽しいな！と思います。
結果的に転科して良かったです。
家族は、美容に否定的ではなかったんですけど…
「なんで？もう少ししてからでいいんじゃない？」と言われました。
美容でのご勤務歴はどのくらいでしょうか？ 1年半くらいになります。
美容皮膚科をやってみてどうですか？ 楽しいですね～
美容皮膚科は、元気で健康な方がくるので、診療にやりがいを感じますし喜びも感じます。
美容皮膚科がたくさんある中で、フェミークリニック様を選んだきっかけは？ クリニックには、マイナスのイメージがなかったです。
また、やりたいことをやらせてくれる環境で、私の美容に対する考え方と診療内容が合っていました。
それに、先生（院長）方の雰囲気がとても良かったです！
入職のきっかけもそこですね！ 働きやすさに本当に満足しています。
その「働きやすさ」とは？ ひとりひとりをずっと診ることができます。
例えば、ボトックスは3，4か月後も私が同じ患者さんを診ることができ、そのうえで治療して、どうだったかも検証できます。
ヒアルロン酸もずっと同じ患者さんを担当しますので、そういった面です。
前職は、大規模クリニックで、たくさんの症例が積めること大きなメリットでしたが、
やはり出張ができないとスキルがあがらないし、勉強にならないと感じました。
銀座院ではどのような患者さんが多いですか？ 女性の患者さんは20～50代女性も多いです。
男性は50代でシミの方も多くいらしゃいます。
治療後に気に入ってくださり「こんなに若くなるなんて～！」と感激されます。
患者さんは明るい方も多いですね～
立地（銀座）もあって、それなりに余裕のある患者さんが多いような感じです。
客層は、他の院は若いですけど、銀座院は、余裕のある患者さんが多いです。
美容に転科後、苦労した部分 保険診療では最善の治療を提供しますが、美容は最善の治療提供プラス、ご本人がやりたい治療を提供する。
禁忌がなければやっていく点、ここが大きな点かな？と思います。
保険診療の時の癖で「ついつい（治療は）必要ないよ！」と言ってしまうことも。
今は、ご本人の満足度を満たしてあげる治療に努めています。
「この方にこの治療は必要ないのに…」「これで十分可愛いのに…」そう思っても、美的感覚の違い、診療費も決して安いものではない…本当に必要な治療かどうかに葛藤がありました。
今は本当によくなるものを勧めるようにしています。
先生にとって美容とは？ MY LIFEです！
私は、他に通院してなくて…全て美容施術は院内で完結しています。
美容医療をやっていてよかったと思う瞬間は？ 毎日感じています（笑）
クリニックは、リピーターが多くて6～7割を占めています。
他にも、いろんな方…同級生や近所の方も来てくれます
大学の先輩（年次もかぶってないですが…）も来てくれます。
ＨＰをご覧になってお見えになる…
「ここで治療を受けたい！」肯定的に捉えてくれる患者さんが多く、とても有難いですね。
最近の美容とSNS、安田先生はどのように感じておられますか？ 私はクリニックのSNSはやってなくて…
テンションが上がったときにアップする…本来のスタイルでしか使っていないです。
友人の結婚式、素敵な景色を共有したいときなどです。
ただSNSは美容医療の世界に入った時から、必要性を感じています。
ただ、フォロワーを増やすことが仕事になってしまって、少し減ると落ち込む方もいますし…
SNSに振り回されているのは、本来の診療業務から離れてしまうような気がします。
印象に残った患者さんはいらっしゃいますか？ 最近だと、年配の患者さんです。
おじさまです（笑） ゴルフ焼けしている… 50代手前の男性です。
脂漏性角化症もあって、普通にシミを取ってみよう…ということで来院されました。
治療を終えて、鏡を見たら「えっ！すご～い！」すごくキレイになったんです（笑）
これがもうハマる原因ですよね！
女性のように喜んでもらったのが印象に残っています。
あと、ずっと通ってくださる女性…社長夫人のようですが。
ダーマペンとトーニングの治療で、2週間に1回お見えになります。
いろいろ美容クリニックがある中、当院を選んで通ってきてもらえる。
そういう患者さんも印象に残っていますし、感謝でしかないです。
目指すドクター像をお聞きしたいと思います！ フェミークリニックは、（院長）先生方がみな明るいです。
ママさんとして、ドクターとして尊敬できますし、すごいエネルギーを持っています。
クリニックでの接遇とか、技術力とかみると先生方は凄いんだな～！と感じます。
勉強熱心ですし、保険出身の先生も多いので、とても診療面でもしっかりしている。
そういう良い環境の中で、ゆくゆくは、みなさんから憧れるドクターを目指していきたいですね。
大切にしている言葉はありますか？ ありがとう！と感謝！です。
人のために尽くす方が多い中「ありがとう」は一番言われたら嬉しい言葉ですから。
オフの過ごし方は？ ジムは週2日に通っています。
また、ゴルフはよく行きますよ！
元々両親がゴルフしていて…一緒にいろいろと行きますね～
お友達ともラウンドに行きます！
気分転換になりますし、自然豊かでパワースポット。
本当にリフレッシュできますからね、大好きです！
最近、ハマっているものは？ フィールサイクルです。
暗闇で音楽を聴きながら自転車を漕ぎます（笑）
すごく楽しいです。明るく良いエネルギーを貰ってます！
あと、ワインスクールにも通っています。
ソムリエは難しいにしても「エキスパート」を目指します！（笑）
実に多彩な趣味ですね！ はい！（笑）
お蔭様で充実しています。
得意な施術は？ヒアルロン酸です。
例えば、ほうれい線、月40～50例はやっています。
患者さん層の特長で、お一人で多く入れる方も多いです。
これから美容を目指す先生方へ （美容は）サービス精神が必要かと思いますし、（医局に比べて）拘束時間が短く、日当直などもなく、日勤、定時で帰ることができます。
美容は楽そうだから…という考えで来るのは止めた方がいいと思います。
例えば、外科ガツガツやっている割に薄給、週3日は家に帰れない、それに疲れちゃったから…で、美容に来るのは間違いかな？と。
保険の医療では少しでも良くなればいいかもしれませんが、美容は100を求めて来院する。その方の100なので、難しさはあります。
ただ、合うところが見つかり、やりたいことができれば理想的ですよね。
美容ドクターは、どんなドクターでも全員がなれるわけではない。
それも大きな留意点かもしれませんね。
ありがとうございました。
インタビュー収録日：2022年12月9日（金）
編集後記
大手美容クリニックから、フェミークリニックに転職し、それに伴い患者さんとの関わり方も変わってきたようです。従来は、患者さんの量への対応が多かったのですが、今は診療の質を意識した治療を行っています。銀座という立地上、比較的、年配層や富裕層も来院される中、選ばれた美容ドクターとして研鑽を高めていく姿が実に印象的でした。
プロフィール
フェミークリニック 安田 あゆみ 先生
大学を卒業後、皮膚科に入局。その後、大手美容クリニックにて美容医療のデビューを果たす。2022年フェミークリニックに転職をし、後に銀座院の院長に就任。患者さんの満足度を高める診療を日々努めている。